わたしたちの年の頃何してた?―大内学さん《時刻表編集長》に聞く

ミレニアルジャーナリスト企画第1弾①

わたしたちの年の頃何をしていましたか―大内学さん《時刻表編集長》に聞く

プロフィール:大内 学(おおうち まなぶ)

筑波大学比較文化学類出身。大手旅行会社時刻表編集部第17代編集長。両親がクリスチャンであったため、幼い頃から末日聖徒イエス・キリスト教会に通う。高校時代は茨城県立並木高校野球部に所属。野球に熱中した学生時代は教会から足が遠のいていた。大学入学後再び教会に通い出し、その後、1996年から1998年は大学を休学し、宣教師として九州地方で奉仕活動に従事した経験を持つ。2000年に入社。2014年から現職。

インタビューアー:吉田 真郷(よしだ まさと)

茨城県つくば市在住の高校1年生。モルモンの両親のもとに生まれる。大内さんとは父親を通して知り合った(大内さんは父親の友人)。また、中学まで野球をやっていたこともあって、大内さんとは野球を通じて意気投合。会えば野球の話題で盛り上がることも。

 吉田:こんにちは。今日はよろしくお願いします。

大内:こちらこそ、よろしくお願いします。

えっと、このお仕事に就くことになったきっかけを教えていただけますか。

今の仕事は、旅行会社の中の出版のお仕事で、ガイドブックとか時刻表とか、そういうのを作る部門にいます。大学生の頃はね、教師になりたいなぁと思っていたんだけど、通っている教会の宣教師として2年間奉仕活動をしたときに、奄美大島というところに行ったんですね。奄美大島の文化は関東とは全然違って、「これ、いろんな人に伝えたいなぁ」って言うふうに思った。それで旅行会社を志してみようと思いました。

旅行会社はね、基本的に観光地のツアーを作るっていうのが主な仕事なんだけど、一社だけ情報発信をやっているところがあったんだよね。「この会社でガイドブックを作ってみたいな」っと思って。だから、奄美大島がきっかけで今の仕事に就きました。奄美大島楽しかったよ。

あの、編集長ってどんなお仕事なのか、紹介していただけますか。

今ね、一冊の本の編集長をやっているけれども、大きな仕事は二つ。一つは、本を作る過程でリーダーをやること。読者の方が必要としている情報を伝えるためにはどういう内容にしたらいいか、っていうのを編集部全体で決めていくんだけど、それをリードしていくのがわたしの仕事。次に、決めた内容を実現できるように締め切りまでのスケジュールにのせて、全体が進められるように管理すること。その本が当初計画通りの内容になっているか、っていうのを随時チェックしながら、最後はページの中身までもれなくチェックしていくっていうのが一つの大きな仕事です。

もう一つは、その本の責任者として利益が出ているかを見ていくこと。利益計画に従ってちゃんと利益が出ているか、予定通り利益が出ないとなったら、どうやってそれを回収し直していくかを考える。それでもなかなか本が売れないとなったら何が悪かったのかを考えて、利益になるいわゆる買ってもらえる本にすること。どんなに買ってもらってもそれ以上に原価がかかってはしょうがないので、ちゃんと利益ベースになっていってるかっていうのをチェックしていくのが仕事ですね。

企画は編集長さんだけで考えるんですか?それとも記者さんからもどんどん上がってきますか?

編集長が全部やってたらきりがないので、どちらかというと自分でやるよりも、指示系統を作って、他の人たちにどんどんやってもらえるような仕組みを作っていくという感じです。

じゃあ、今の仕事は、最初に思ってた奄美大島を紹介したいっていうのからはちょっと離れている感じですか?

もう全然違うね。ガイドブックも作っている出版情報の部門に入ったけれども、もちろんその仕事だけじゃない。いろんな仕事が待ってました。自分としてはガイドブック作るのが第一希望だったけど、時刻表を作ってくださいってなったから、その中で楽しいことを自分自身で見つけていきましたね。結局ガイドブック部門にはその後一度も行ってないんだけれども、いろんな仕事をしてやりがいを見つけてきましたね。

奄美大島でモルモン宣教師として奉仕活動をしていた頃。写真提供:大内 学

(大きくうなずく)大内さんの前の編集長さんから、時刻表に雑誌の色を加えたと聞いたんですが、雑誌のような素材を集めるためには、他の部門と連携する機会はあるんですか?

すごくいっぱいありますね。他の部門と話をしたり、社内だけじゃなく、世の中の人達がどんなことに関心持っているかという情報をテレビや新聞からも得られるようにアンテナを高く張ってキャッチしようとしています。そして、その内容で特集記事組んでいきましょう!ってこともやってます。

今担当してるのが時刻表っていう鉄道がメインの本だから、京都で鉄道博物館ができるって話題になったらその特集をやるとか。もっと深い話になってくると、高度経済成長期をずーっと支えてきた通勤電車103系っていうのがあって、そのデビュー50年のお祝いに特集記事をやったり。今度の春は、青函トンネルと瀬戸大橋ができて30年。日本列島が鉄道で繋がって30年なんです。だから、今、それに合わせた企画を考えいます。

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