第9回「工夫」

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第9回「工夫」

随分前に見たテレビドラマの中で、戦時中に使われていた標語が出てきました。

 

*欲しがりません 勝つまでは

*贅沢は敵だ

*進め 一億 火の玉だ

 

….などなど、国民を戦争に協力させ、戦意高揚を目的に考えられたものです。

 

白いご飯に梅干しだけを乗せたものを「日の丸弁当」と呼んで推奨したり、

女性にパーマをかけることを禁じ、

おしゃれせずに もんぺを着用することを推奨したりしたのも この時代だそうです。

 

そんな背景を知ると、辛い標語ばかりに思えますが、その中で、好きになった標語がありました。

 

「足らぬ足らぬは 工夫が足らぬ」というものです。

 

本来は、物資不足であっても工夫せよ!という厳しい標語なのでしょうけれど、

当時の女性たちが この標語のポスターに落書きする場面が、そのドラマの中でありました。

 

「工夫が足らぬ」の最初の文字「工」を消して、

「足らぬ足らぬは 夫が足らぬ」に こっそり書き換えたのです。

 

元気な男たちは皆 戦争に駆り出され、

働き手がいなくて困っている女たちには、足りなくても工夫せよ!との命令が下る。

そんな重苦しい時代の中、標語に落書きして、

「足りないのは工夫じゃなくて、夫だよ!」

「そうだ、そうだよ!夫だよ!」と笑っている

たくましい女性たちの姿が、とても印象的でした。

 

辛さをユーモアに変えて笑い飛ばすこの女性たちこそ、

困難を乗り越える工夫をしている人たちかもしれません。

 

その時見た場面とその標語が心に残って、以来、困った時に よく浮かんでくるようになりました。

 

「足らぬ足らぬは 工夫が足らぬ」と。

 

経済的にピンチな時、子育てがうまくいかない時、

教会の責任が大変な時、思うように物事が進まない時、

どうすればいいかな…

う~ん   工夫、工夫、工夫 ……

 

… そうやって考えているうちに、いろんなアイデアが浮かんできて、なんだか愉快になってくるのです(^ν^)

 

ちなみに、このブログ。

エッセイの連載を依頼された時、どうしたら楽しく続けられるかなあ?

といろいろ考えて、タイトルに、こっそり工夫をすることにしました。

 

第1回はご挨拶だったので別として、2回目以降のタイトルには、秘密があるんですよ。

気づいてる方もいらっしゃるかしら?

並べてみたらわかるかな?

 

第2回「証って!」

第3回「いろんな見方で」

第4回「うまっ!」

第5回「英治さん」

第6回「おかげおかげて 思わなんたい」

第7回「数えてみました」

第8回「機嫌のいいマルタ」

第9回「工夫」

 

どうですか?

わたしの工夫、わかりましたか?

 

わかった方はコメント欄にご記入を! … なぁんてね!(๑>◡<๑)笑

 

でも、ささやかなこの工夫は、わたしにとって効果的でした。

次はどんなタイトルにしようかなあ、何を書こうかなぁ、という わくわく感が、

いつも いっぱいあるからです。(๑・̑◡・̑๑)💕

 

というわけで、

さて! 次のタイトル、どうしましょうか?

By | 2017-07-10T16:17:54+00:00 7月 10th, 2017|Categories: ブログ, 岸信子|Tags: |2 Comments

About the Author:

岸信子
七男三女、12人家族のお母さん。10人の子供たちを育てた経験から子育てや家族に関する執筆や講演活動を行なう。

2 Comments

  1. 鈴木 美佐子 2017年7月10日 at 11:00 PM - Reply

    次のタイトルは
    けんか?

  2. 光代 2017年7月11日 at 9:29 AM - Reply

    五十音順ですね!

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