第3回「いろんな見方で」

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第3回「いろんな見方で」

第3回「いろんな見方で」

「きみは、どうして医者になりたいんだい?」
「…人の役に立ちたいからです」
「そうか。いい目標だね。でも、人の役に立てるのは医者だけかい?」
「…?」
「医者が使う道具を作る人、医者が着る白衣を作る人、…人を助ける医者を助ける人たちも、人の役に立っているんじゃないのかな?」
「… …」
「広い視野で見てごらん」

これは、友達の息子さんと知り合いとのやりとりです。物事は表面だけでなく、一方向からだけでもなく、横から、後ろから、上から、下から、斜めから、いろんな方向から見なくてはいけないんだよ、とあらためて教わった気がします。
物事にはいろんな側面があり、物事には理由があります。わたしの人生について考えてみても、一見不幸に思えることが、実は幸せの入口だった、ということがこれまでに何度もありましたし、後になってその経験の意味が理解できたことも少なくありません。

進学、就職、…様々な岐路に立つこの季節。失敗して落ち込んでいる人もいるでしょう。でも、失敗と思えたことが、実は新しい世界へいざなう扉なのかもしれません。

うちの子どもも含めた若い人たちに、心からのエールと共にメッセージを送りたいと思います。

「ファイト!」

もしも、目標に向かって一生懸命頑張ったのに、自分の望み通りにならなかったとしても、その努力には寸分の無駄もなく、その経験は、きっと必ず、誰かの何かの役に立つよ!と。

By | 2017-06-12T11:17:28+00:00 4月 26th, 2017|Categories: 子育て, 家族, 岸信子|0 Comments

About the Author:

岸信子
七男三女、12人家族のお母さん。10人の子供たちを育てた経験から子育てや家族に関する執筆や講演活動を行なう。

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