第8回 機嫌のいいマルタ

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第8回 機嫌のいいマルタ

バイトから帰るなり「行って来まーす」と慌ただしく出て行く三女・種恵(しゅえ)。
毎週金曜の夜は、インスティテュート(教会の若者たちの福音勉強会)があるのです。

 

「行ってらっしゃい!」と見送りながら、内心、
今日はインステをお休みして手伝って欲しかったなぁ…と、思いつつ、
新約聖書のマルタとマリヤの話を思い出しました。

 

イエス様を接待するため忙しく働いていた姉のマルタが、
イエス様の足元に座ってお話に聞き入っている妹マリヤのことで、イエス様に訴えます。

 


(以下、新約聖書ルカによる福音書10章40節から42節を引用)

40 ところが、マルタは接待のことで忙がしくて心をとりみだし、
イエスのところにきて言った、
「主よ、妹がわたしだけに接待をさせているのを、なんともお思いになりませんか。
わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください」。

41 主は答えて言われた、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って
思いわずらっている。

42 しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。
マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、
彼女から取り去ってはならないものである」


 

マリヤのように良い方を選んだ三女からも、それは取り去ってはならないものなのです。
そうなのです。
わかっているのです。

でも、どうしましょ…
お客様があるというのに、まだ料理ができていないのです…
手が足りないのです…

だから、種恵の背中に向って、思わずつぶやいてしまったのです。
「あーあ、マリヤは行っちゃった…」と。

 

そのとき、わたしの気持ちを察したのか、遊びに来ていた長女の麗花(れいか)が 明るい笑顔で言いました。

「あとは、マルタにお任せ!さあ、作ろ!」

 

その瞬間、

本当にハッとしました。

 

そうか!マルタはこうでなくっちゃ!と。

 

お話を聞くことは、もちろんとても大切だけれど、食事の支度も大切です。
誰かがしなければならないことです。

マルタはイエス様をもてなそうと一生懸命でした。
そして、準備が忙しくて心を取り乱し、思いわずらって、不満を口にしました。
どうしてわたしばっかり、という気持ちになったのだと思います。

 

その気持ちはよくわかります。

 

そんなマルタを、イエス様は叱責されたわけではありません。
イエス様がマルタに優しく教えられたのは、大切なものを選んだマリヤから
それを取り去ってはいけない、ということでした。

 

神様のことを学びたくて、バイトから帰るとすぐに教会へ向かった三女。
三女が気持ちよく勉強できるように、「あとはマルタにお任せ!」と笑顔で言った長女。

 

一瞬のその出来事で 心が軽やかになりました。

 

ありがとう、麗花ちゃん!
あなたから学びました。
マルタはこうでなくっちゃいけないんだね!

 

働き手は必要です。
でも、働くときには、なんでわたしだけ、と、不満に思ったり、
誰かを批判したりしないで、機嫌よく働く。
喜んで奉仕する。

そして、別の機会が来たら、今度は主の足元で、お話に心から耳を傾ける。
そんなふうにできたらいいんだよね。

 

わかったよ、麗花ちゃん!
わたしも 機嫌のいいマルタになる!

 

さあ、働こう!
わたしたちは、機嫌のいいマルタ!
楽しく一緒に料理を作ろう!!♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

By | 2017-07-10T16:15:04+00:00 6月 28th, 2017|Categories: ブログ, 家族, 岸信子|0 Comments

About the Author:

岸信子
七男三女、12人家族のお母さん。10人の子供たちを育てた経験から子育てや家族に関する執筆や講演活動を行なう。

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