
第67回「trust(信頼する)」
この一か月あまり、出産のため里帰り中の次女や孫たちと過ごしています。
冒険心好奇心が旺盛な 1歳の希(まれ)ちゃんは、高いところがお気に入り。
椅子の上。テーブルの上。棚の上。目を離すとすぐに登ります。
つい先日も階段をどんどん登って、誇らしげに立っていたはいいものの、降りれなくなって困っていました。
「おいで」と手を伸ばすと、まれちゃんは、まるで落ちるかのように身を投げ出して、わたしの手に飛び込んできました。
受け止めてくれると信じてる。信頼してる。そこには、一点の曇りもありません。
うちの子たちもそうでした。
滑り台の上まで登ったものの、怖くなって降りれない子どもに、降り口にしゃがんで「おいで!お母さん、ここにいるよ!」と手を伸ばすと、笑顔で滑り降りてくる。
水が怖くてプールの淵に立っている子どもに、「大丈夫!おいで!」とプールの中から手を伸ばすと、ためらうことなく飛び込んでくる。
「すごい!できたね!」と ぎゅっと抱きしめながら痛感するのは、子どもたちの信頼の大きさ、強さでした。
その信頼がどれだけわたしを励まし、吟味させてくれたことか。
子どもたちの この純粋な瞳の先に、わたしはシャンと立ってる?
完璧ではないけど、頑張るお母さんでいよう。正直なお母さんでいよう。恥ずかしくないお母さんでいよう。と。
子どもたちはすっかり大きくなりましたが、いま、孫たちの存在が、信頼されるばあばでいたいと、わたしに再決心させてくれています。
でも、
最近ドキッとしたのは、まれちゃんが、床にこぼした水にタオルを投げて、足で拭こうとしていたこと。
次女は「やだあ!これ、わたしがやってることだ!」と苦笑していましたが、ごめん、それをあなたに教えたのはわたしだ。(๑>◡<๑)💦
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