信子母さんのエッセイ第2回「証(あかし)って なあに?」

第2回 「証(あかし)って なあに?」

長男がまだ小さかった頃のこと。
「おかあさん、あかしって、なあに?」と尋ねてきたことがありました。

証(あかし)。

教会の中でよく使う言葉ですが、どうやったらこの小さい息子にもわかるように説明できるかな?

う〜ん …

少し考えて、その時わたしは こんなふうに説明しました。

「ひでくんは、神様は生きています、とか、教会は真実です、とか、預言者はいます、とか聞いたことあるでしょ?」
「うん」
「これまで、何度も何度も聞いたことあるから、ふうん、そうなんだ、と思ってるよね」
「うん」
「そのことをね、心で、そうか!なるほど!そうなんだ!!と感じること。それが証(あかし)だよ」
「心に感じるの?」
「そう。たとえば、ひでくんが、ふうん、神様っているんだ、と思ってたことが、ほんとだ!!神様っているんだ!!って、心で感じたら、それは証(あかし)なの」
「ふうん」
「ひでくんは、どうやったら証(あかし)が持てるかわかる?」
「わかんない」
「じゃあね、もしもピアノが弾けるようになりたいと思ったらどうする?」
「れんしゅうする」
「何を?」
「ピアノを」
「そうよね、ピアノを弾けるようになりたいのにサッカーを練習してもピアノは弾けないよね」
「うん」
「じゃ、英語を話せるようになりたいと思って、一生懸命 泳ぐ練習したら、英語が話せるようになるかな?」
「ならない」
「どうしたらいい?」
「えいごのべんきょうをすればいい」
「だよね。もしも英語が話せるようになりたかったら英語の勉強。野球が上手になりたかったら野球の練習、自転車に乗れるようになりたかったら自転車の練習、リコーダーが吹けるようになりたかったらリコーダーの練習….と、目標に合ったことを頑張らないといけないよね」
「うん」
「神様のことも同じだよ。神様のことをわかるようになるためには神様のことを勉強しないといけないの」
「うん」
「神様のことを頑張ったら、神様のことがわかるようになるよ。教会に行ったり、お祈りしたり、聖典を読んだり。戒めを守ったり…。神様のことを頑張ってたら、いつか、そうか!ほんとだ!!って、心にわかることがあるよ」
「… わかるよ」
「え?ひでくん、わかるの?」
「うん。ボールがみつからなかったとき、おいのりしたらでてきたから、かみさまはいるってわかった」
「すごい!それは証(あかし)だよ!すごい!すごい!ひでくんはもう、立派な証(あかし)を持ってるんだよ!」
「そうか」

長男に、神様はどこにいると思う?と尋ねてみたら、彼は「ここ」と、自分の顔のすぐ前を指しました。
てっきり、空の上と答えるだろうと思っていたわたしは、とても驚きました。

小さな子どもたちは、神様を、遠い遠い存在ではなく、自分のすぐそばに感じているんだなぁ…。
子どもたちは、自分が知っている ということを知らないんだ。
大人は子どもたちに、あなたは知ってるんだよ、と知らせてあげればいいのかな…
そんなことを感じさせられた瞬間でもありました。

振り返れば、
小さい子どもたちと過ごす毎日は、発見と気づきの連続でした。
子どもたちを通して、物事の本質や本当に大切なことを沢山学んできたようにも思います。

….

「証ってね。ほんとにそうだ!と、心に強く感じることよ。神様のことを知りたいなら、神様のことを頑張らないといけないの」

子どもに伝えたその言葉は、これまでずっと、わたし自身をも励ましてきました。
今もそうです。

強い証を持ちたいから、神様のことをもっと知りたいから、わたしはもっと 神様のことを頑張らなくちゃ!(^ν^)💕

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