
第117回「強さの秘密」
極度な心配性で、何に対しても、過度に反応する母。
子どもの頃 わたしはそれが嫌でした。
母があまりにも心配するので、わたしは自然と嘘をつくようになりました。頭が痛くても痛くない。困っていても大丈夫。大丈夫じゃなくても平気平気。母を心配させたくなかったからです。
思春期になると、あまりに心配ばかりする母に、なんだか自分が信頼されていないような気がして寂しささえ感じました。
任せてくれたらいいのに。信じてくれたらいいのに。ほっといてくれたらいいのに。失敗させてくれたらいいのに…と、何度も思ったものです。
母のことは大好きでしたが、心配性の母が反面教師にもなって、わたしは 強いお母さんになりたい!と願うようになりました。
年月が過ぎ、
さて、わたしはどんな大人になったでしょう?
以前母に言われました。
「信子ちゃんはほんなこて強かねぇ。わたしがあんたなら、もう何回でん自殺しとるばい(信子ちゃんはほんとに強いねぇ。わたしがあなたなら、もう何回も自殺してるわよ)」
笑ってしまいましたが、母が言うように、わたしはたくましくなりました。
ちょっとやそっとのことでは動じませんし、たやすくヘコタレはしません。
それをもたらしてくれたのは信仰の力。
信じる力、望む力、待つ力、をもたらしてくれる福音の力です。
神様がいてくださるのを知れば、弱くても強くなれます。
だから、子どもたち、
いつでも飛び込んでおいで!!
わたしがここで両手を広げて受け止める。
お母さんも心配しないで飛び込んで来ていいよ。
大丈夫!
信子は ほんなこつ 強かけん!(ほんとに強いから!)ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
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