信子母さんのエッセイ第104回「雲の観察」

104回「雲の観察」

「今日は雲が綺麗だねぇ!」と言うわたしに、「そう言えばオレ、昔、おかんと雲の観察したよね」と助手席の不動。

 

「えっ?覚えてるの?!」

「うん、なんとなくね」

 

息子が小学生だった頃、夏休みの自由研究で、雲の観察をしたことがあります。雲にもいろんな種類があって、季節によっても、その高さによっても、違った形があることを調べ、一緒にそれを見に行きました。

海へ山へ出向いては 様々な雲の写真を撮り、夏休みの終わりにそれを大きな模造紙に並べて、貼って、黒と赤と青のマジックで説明を書き込んで… 。楽しい思い出のひとつです。

おかげでわたしも雲に詳しくなりました。

 

もう10年くらい前のことなのに覚えてたんだ、とちょっと感動したわたしは、

「ねえ、あの雲、何かわかる? 覚えてる? 」と息子に尋ねてみました。

「んん? わかんない」と息子。

 

さあ、わたしのうんちくを披露する番です!

「あの雲はね、羊雲。秋を代表する雲だよ。うろこ雲と羊雲は似てるけど、羊雲の方が固まりが大きくてモコモコしててね、雲が厚いから、下の方に影ができるのが特徴なんだって」

相槌がないので、横を見ると、高校3年生の不動は助手席で眠っています。

ふふ。

イケメンだな

 

息子の寝顔を見て、ニヤつきながら運転するわたしは、正真正銘の親バカです。

 

羊雲に笑われるかな?

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