対談① Orangestar × M.B 通算1,500万回再生の音楽動画クリエイターがヒットの裏側を語る(1/10)

動画再生回数1,500万回以上「未完成エイトビーツ」のボカロP:Orangestarと,タッグを組んでヒットを放つイラストレーターM.Bが, 今だから語る制作秘話

Orangestar: 19歳。音楽プロデューサー(ボカロP)。

両親ともクリスチャンの家庭に育つ。自身も幼い頃から家族とともに教会に通う。

高校時代をアメリカのユタ州で過ごす。そこですでに趣味として創作していたボカロ曲に熱中し次々に作品を作る。

イラストレーターのM.Bと出会い、コラボレーション作品がニコニコ動画を中心に人気を集める。

2015年にメジャーデビューを果たし,ファーストアルバムは現在までに1万7,000枚を売り上げるロングセラーとなっている。

M.B作「癒しの水」

M.B:20代のイラストレーター。両親がクリスチャンの家庭に生まれ、自身も教会に通って育つ。

イラストレーターとして独学し,作品の持ち込みから、ゲーム系のイラストレーターとして出発。兄を通してOrangestarと出逢い、同じ教会の会員で、クリエイターであることを知る。そこで意気投合し、Orangestarの書く楽曲にイラストを付けるという共同制作を開始する。


Session 1 出会いと『夏色アンサー』

Orangestar:出会いは直接じゃないですね。僕は教会の若い人が参加するイベントの帰りのバスの中でパソコンで作曲してたんですけど,そのときたまたま隣に座ったM.Bさんのお兄さんから「なにしてんの?」って声をかけられて。

当時僕は自分の動画を作ってて,そんな趣味の話をしていたら「僕の弟がイラストレーターをやっているよ」って言われて。それでイラスト見せてもらったらクオリティがすごい!ってなって。家に着いてから早速フェイスブックでコンタクトとって。

そのバスの中で作っていたのが『夏色アンサー』だったんですけど。

「夏色アンサー」2014年7月

M.B:自分視点からだと……Orangestarっていう人がボカロの曲を作っているんだと,それでどんなのを作ってるんだろうって聞いてみた。一通り聞いて「あぁ,持ってるな」と感じたのを覚えてる。リズムとか歌詞の入れ方とかセンスを感じるなぁって。

Orangestar:2013年の夏だったかな。例のイベントがあった8月。

M.B:自分の心境としては,その頃ボカロっていうのが盛んになってて,全く当てはなかったんだけれど,自分も誰かの曲を描いてみたいなってすごく思っていたんだよね。そのときにOrangestarくんを知って,これ以上ない人だなって思った。

Orangestar:当時の僕は遊びの延長線上で曲を作っていて,そこに強力な仲間が現れた感じで。こんな人が僕の曲に絵を描くの? 釣り合わないっていうくらいの。

僕は当時スカイプも持っていなくて、電話で話したんですよね。夏色アンサーにイラストつけてほしいって。最初だったから、ふたりしてノッて熱かったですね。

M.B:熱かったね(笑)。夏色アンサーの歌詞についてはいろいろ突っ込んだ気がするんだよね。

Orangestar:そう,当時僕は自分が作りたいものを作っていた感じで。

だからM.Bさんが『ここはどういう意味なの? この歌詞どういうこと?』みたいな。

M.B:俺,本当に,Orangestarくんと出会ったのは偶然と思ってなかった。同じ志を持った,なんだろう,運命的な出会いっていうのかな。

Orangestar:うん。最初は僕が声をかけたんですけど,M.Bさんに引っ張られた感じで。

出会う前と出会ってからの作品は歌詞が違いますね。

M.B:ちょっと希望なくね? みたいな(笑)。もっと希望あるやつ作ろうぜ,元気の出るやつ作ろうぜ,みたいな。

Orangestar:それで僕もどんどん熱くなって沸騰して,こんな動画作りたいとかって注文して,熱くなりすぎて行き詰まったから,こっち先にあげていいですかって。(笑)

M.B:次の作ってたんだっけ?

Orangestar:そう,タイムリミッター。

Session 2 初めての合作『未完成タイムリミッター』へつづく

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