対談 Orangestar × M.B 通算1,500万回再生の音楽動画クリエイターがヒットの裏側を語る③

動画再生回数1,500万回以上「未完成エイトビーツ」のボカロP:Orangestarと,タッグを組んでヒットを放つイラストレーターM.Bが, 今だから語る制作秘話

Orangestar: 19歳。音楽プロデューサー(ボカロP)。

両親ともクリスチャンの家庭に育つ。自身も幼い頃から家族とともに教会に通う。

高校時代をアメリカのユタ州で過ごす。そこですでに趣味として創作していたボカロ曲に熱中し次々に作品を作る。

イラストレーターのM.Bと出会い、コラボレーション作品がニコニコ動画を中心に人気を集める。

2015年にメジャーデビューを果たし,ファーストアルバムは現在までに1万7,000枚を売り上げるロングセラーとなっている。

M.B作「癒しの水」

M.B:20代のイラストレーター。両親がクリスチャンの家庭に生まれ、自身も教会に通って育つ。

イラストレーターとして独学し,作品の持ち込みから、ゲーム系のイラストレーターとして出発。兄を通してOrangestarと出逢い、同じ教会の会員で、クリエイターであることを知る。そこで意気投合し、Orangestarの書く楽曲にイラストを付けるという共同制作を開始する。


Session 3 アメリカ留学と『イヤホンと蝉時雨』

Orangestar:タイムリミッターを投稿して,高1が終わって,日本の高校を一旦退学してアメリカに留学したのが2014年4月ですね。ユタ州。父親が「英語を勉強しよう!」みたいな。家族みんなを巻き込んで。で,アメリカに行って。

アメリカの学校って(新年度が)始まるのが8月の19日くらいで。僕が行ったのは高校(1年が)終わってからだから、ちょうど中途半端で。アメリカの高校は5月で終わるから。4月は引っ越した家の中でゴロゴロみたいな。父親が,これじゃいかん、と言って5月の1か月だけ高校に行って夏休みになって。まだ友だちもいない,暇だなぁと思って,しょうがないから曲作ろうと。そこから作曲に熱中しだして。日本の夏が恋しいなぁと思いながら,家にこもってできたのが『イヤホンと蝉時雨』。

「イヤホンと蟬時雨」2014年7月

M.B:夏休み中だったっけ。

Orangestar:投稿したのは7月でしたよね。今までの反省を活かして今回はシンプルにいきましょうって。今回は1枚の絵を使いまわして動画作って。

M.B:のちの俺らのスタイルになるね。1枚の絵を使って。

Orangestar:で,7月17日に投稿して。

M.B:投稿した日は眠れないなんて言って,反応が気になって。とりあえず反応が半端なかったんだよね。

Orangestar:7月17日に投稿して1週間で10万回再生。いきなり,そう。

M.B:ランキングいきなり上位だもんな。

Orangestar:そう。ランキング上位,いきなり無名の。デイリーランキングは2位だったんだけど,2位のまま週間ランキング2位にいって,月間ランキング2位にいって。

M.B:1位じゃないんだよね。

Orangestar:そう,1位はいろんな人が入れ替わっていった感じだけど,夏の間ずっと上位にいて,いきなりウケて,そこから急に人気出てきて。ツイッターで仲良くしていた人もいい曲だねってツイートしてくれて。ボカロ作ってたんだねって反応してくれて,そこからOrangestar,ね。

M.B:俺もそこから一気にフォロワーが増えたね。いわゆる日の目を見て,一気にファンがね。

Orangestar:もともと熱い話はしてたけど,まさかこんな早く人気が出るなんて。

M.B:そう,コツコツやっていくつもりだったんだよね。でも2作品目で、ぼわーんってきちゃってね。それからもう投稿したら絶対。

Orangestar:次が期待されて,だからもう次でウケたら、これは本物だなっていう雰囲気があって。僕は夏休みで暇だったから早速次の曲を作り始めて。

M.B:次がいよいよあの曲だよね。

Orangestar:次ですね。いきなり反応があったのもあってすごいふわふわしていたけど,いい感じだなってふたりでノッてきて。

M.B:確かに早かったけど,俺ら気持ちは変わらずやってたよね。

Orangestar:もともと熱かったから。何もない状態で熱かったところに状況が追いついた。

M.B:そうだね,俺ら未来を見てた。最初フォロワーは20人くらいだった。

Orangestar:27人。

M.B:タイムリミッターを載せたら50人くらい。イヤホンで200人くらいになった。結構ね,ポンポンっていったんだよ。

Session 4 『アスノヨゾラ哨戒班』 メジャーへ につづく

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